MK-506を使用した乾電池1本のカメラ用高輝度LEDライト
マイコンキットドットコムのMK-506 「乾電池1本で5V出力 DC-DCコンバータ完成品」を使用したデジタルカメラ用高輝度LED照明を製作しました。MK-505またはMK-506で簡単なデジタルカメラ用LED照明が作れますか?というお問い合わせをいただきましたので作ってみました。
MK-506以外の追加部品は、LED4個、330Ω抵抗4本、スイッチ、アクリル板で、約600円(秋葉原での実売価格。価格を保証するものではありません。)の追加部品と約4時間で完成。
動作説明:
10カンデラ(かなり高輝度)の白色LEDを4個使用し、約5.1mAの電流を流して発光させています。LEDは3.3Vの電圧降下があるとされているので、電源電圧5Vに対して、その差は1.7Vで、抵抗として330Ω使用し、おおむね5.1mAの電流を流しています。製作される場合は、明るさなどを考慮し、実験して抵抗値を決めてください。
製作:
1.型紙に合わせてアクリル板(2mm)をカット、穴あけします。まず型紙を低粘着のスプレーノリでアクリル板に貼り付けます。次に型紙に合わせてカットし(ホザンのPCBカッターがオススメ)、ボール盤を使用して小さな穴を開け、中心のカメラレンズ用穴とカメラのフラッシュおよび測光用センサー穴を開けます(写真3,4,5,6)ます。
2.MK-506のヘッダーピン型のスイッチをはずし、スナップスイッチを付けています(写真2参照)。
3.各LEDは樹脂接着剤で固定し、各LEDのアノードに330Ω抵抗を直接ハンダ付けし、4個のLEDを並列接続します。
4.4個のLEDのカソードも同様にハンダ付けします。
5.プラス、マイナスをMK-506の出力のプラス、マイナスにハンダ付けします。写真6は裏側。
以上で完成。
考察:
消費電流は、合計で20mA程度ですので、明るさや光りのバラツキを見て、LEDを増やしたり、輝度を調整してください。今回使用したMK-506は最大100mAですので、輝度がさらに必要とか長時間の使用が必要であれば乾電池2本タイプのMK-505(最大200mA)を使用してください。
今回作成した高輝度LEDライトは、デジタルカメラに直接ベルクロ(マジックテープ)で取り付けていますが、三脚などに取り付けても使えます。
参考資料:
型紙